久しぶりにDVDをレンタル。去年映画館に行くか迷ってるうちに公開がおわってしまった、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」。なかなか覚えられないタイトルでどんな映画なのか全然知らなかったけど、トム・ハンクスが出ているという情報だけで見てみたら、とてもよい映画でした。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
ワーナー・ホーム・ビデオ (2012-06-16)
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話は2001年の9.11で突如として父親をなくした少年が、父親が残した最後の謎を解いていく。というものです。(ややネタバレかもしれないので以下ご注意ください)

■映像、カット割りが繊細で綺麗

最初に感じたのは、映像や絵の構図が非常に計算されていて、綺麗だな。ということ、主人公の少年オスカーの繊細な心を表すかのような映像で、非常に映画の雰囲気によくあっていました。音楽も繊細さを表現して邪魔しない静かでいい音でした。

■オスカー役の子役の迫真の演技

オスカー役を演じたトーマス・ホーンがとてもよかった。映画全編を通して描かれる繊細さ・混乱・葛藤の表情が抜群でした。元々素人だった彼をキャスティングした監督の眼も凄いなと。DVDの特典映像で、トム・ハンクスやサンドラ・ブロックという錚々たる面々がベタ褒めだったのもうなずけます。

■謎の解明と家族の愛という2軸の脚本がよかった

謎を解いて答えに行き着くという筋書き自体は大味であり、そうだよね。という点もありましたが、よかったのは、少しずつ少しずつ明らかになっていく真実とそこから溢れてくる家族の愛というテーマです。父親不在でバラバラになってしまう家族の絆が謎の解明とともにまた結ばれていくハッピーエンドの作られ方がとても好きです。メインの筋書き以外にもたんなる脇役の小話と思わせる複数のサイドストイーリーが、物語終盤にかけてメインエンドとザッピングしていく作りも練られているなぁという印象でした。とはいえ映画化にあたって色々はしょられてるところもあるんじゃないかと思うと、原作はもっと面白いのではないかなと想像します。

■サンドラ・ブロックの印象ががらっと変わった

家族の愛というテーマを体現していたのが、母親を演じたサンドラ・ブロックでした。どちらかといと、セクシーヒロイン系の女優さんかなという(勝手な)印象でしたが、夫を失った悲しみ、ちょっと変わった少年の「母親」としての悩み。を見事に演じており、だいぶ彼女の印象がかわりました。役柄的にあまり表に出てこないし、映画序盤の印象は薄いんですが、オスカーにまけないくらい最後は彼女にもっていかれました。

最近めっきり映画を見なくなっていましたが、また久しぶりに色々見てみようかな。と思わせてくれた一本でした。

満足度
★★★★(満足)

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