フィクサー/MICHAEL CLAYTON

2007年/米 120分 監督:トニー・ギルロイ
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「今度のジョージ・クルーニーは凄い!ラスト15分を見逃すな!」的なトレイラーを見て、このサスペンスは面白そうだなと思い、「フィクサー」を観に行ってきました。巨額の薬害訴訟で、被告側の弁護会社が葬りさられた真実を見つけ、原告側に寝返り公表しようとするという話です。
映画冒頭からせっぱつまったおっさんがまくし立てるシーンから始まったこともあり、これはぼけっとしているとついていけなくなるなと緊張(集中)しながら見ていました。最初の段階で、結論一歩手前のシーンを見せ、何故そうなったかを遡るというスタイル。これは面白いスタイルで個人的には好きです。映像と音楽のクオリティーも高かったと思います。ただ最後まで見て感じたのは漫然とした消化不良感です。
というのも、物語の主幹とは関係のない枝が多かったと思います。こういう映画は色々な話が全て結びつく瞬間が何とも言えず面白いものですが、大半の映画がそうであるように、枝はただの枝であり結論とはあんまり関係ないというのはヒントは逃すまいと緊張して見ていた分肩透かしをくらった感じです。
なので、サスペンス映画としてはそれなりに完成されていますが期待値が高かった分、え。そういう終わり方!?という感じで消化不良気味です。主人公、弁護士なのに、裁判のシーンがないのかよ!とも思いました。でももう一回見るとまた違った感想を持ちそうな独特の雰囲気を持った好みの分かれる作品ですね。
★★★(期待はずれ)