22才の別れ~Lycoris葉見ず花見ず物語~

22才の別れ~Lycoris葉見ず花見ず物語~ 22才の別れ~Lycoris葉見ず花見ず物語~ (2006)

【監督】大林宣彦
【出演】清水美砂 / 筧利夫 / 窪塚俊介 / 長門裕之 / 細山田隆人 / 三浦友和 / 鈴木聖奈 / 寺尾由布樹


★★★☆ [70点]「22才の別れの映像化。」

44才のエリートサラリーマンと22才フリーターのファンタジックなラブストーリー。

伊勢正三の名曲「22才の別れ」をモチーフにした映画で、しかも監督が大林宣彦。ということでずっと見たかった本作。ようやく見ることが出来ました。

・雨
・雷
・筧利夫(川野)の住む家の生活観の欠如
・蝋燭
・花鈴という不思議な少女

という要素によって、ミステリアスな監督の”色”が強く出ています。監督の色が出ている映画は好きなので、昔見た「ふたり」っぽいな~
と思いながら楽しめました。特に筧利夫の住んでいた家の無機質さと、焼き鳥屋の人間味の対比が印象的でした。もちろんさすがに音楽も凄く綺麗だし、話のまとめ方もとても綺麗で安定感はあります。

ただ、「22才の別れ」をちょっと使いすぎたかなという印象。そもそもいい曲なのでうるさくはありませんが、いたるところで挿入されたり、話の中でレコードが出てきたりと。あくまで「22才の別れ」中心だったのがちょっと気にはなりました。

田舎が出てきて、懐かしの名曲がモチーフだったのにあまりノスタルジーを感じなかったのは、伊勢正三の曲を最近聴き始めたせいでしょうか。22才の別れをオンタイムで聴いていた世代の人向けの映画になっているのかもしれませんね。

Posted by k14 on 2009/01/31 with 映画生活

nice creative !


This is Japan! from Eric Testroete on Vimeo.
カナダ人が21日間の日本旅行で撮影した写真を一気に見るスライドショー。
南を除き殆ど目ぼしい観光地は移ってますね。日本人では21日でここまで国内を弾丸旅行するひとはいないでしょう。
編集の妙だとは思うけど写真の一枚一枚がいいかんじです。
そしてかかっている音楽。
LCD Soundsystem のAll My Friendsがこれまたcoolです。

天然コケッコー

天然コケッコー 天然コケッコー (2007)

【監督】山下敦弘
【出演】夏帆 / 岡田将生 / 夏川結衣 / 佐藤浩市 / 柳英里沙 / 藤村聖子 / 森下翔梧 / 本間るい / 宮澤砂耶 / 斉藤暁 / 廣末哲万 / 黒田大輔 / 大内まり / 田代忠雄 / 二宮弘子 / 井原幹雄


★★★★☆ [90点]「くすぐったさと「音」と「映像」」

全校生徒6名の小中学校に、東京からイケメン男子の転校生がやってきて、主人公の女子がドキドキする話です。

これでもかというほどくすぐったい映画ですが、方言と田舎、中学生という設定だけでポイントが高い。さらに主演のおさげの女の子が(夏帆)が超かわいいです。「初恋のきた道」のチャン・ツィイー、「パッチギ」の沢尻エリカ以来の衝撃です。

さらに、美しい田舎を引き立たせる、映像と音が最高に気に入りました。風の音、電車の音、鳥のなく声、蝉の鳴く声。風鈴の音。そして東京の騒音。山下監督はこの作品を20代で撮ったとのことですが、音と映像のクオリティーは見事だと思います。見ている間中その映像と音に夢中になってました。「松ヶ根連射事件」に続いて2作連続
してみたのですが、どうやら久しぶりにツボにはまる監督に出会いました。

脚本の渡辺あやもさすがによかったし、最後にかかったくるりの歌も最高でした。久しぶりに心をぐわしっ。とつかまれました。総合的に完成度の高いいい映画だと思います。

何年後かにまた見たいです。

Posted by k14 on 2009/01/20 with 映画生活

松ヶ根乱射事件

松ヶ根乱射事件 松ヶ根乱射事件 (2006)

【監督】山下敦弘
【出演】キムラ緑子 / 新井浩文 / 三浦友和 / 山中崇 / 川越美和 / 木村祐一 / 光石研 / 烏丸せつこ


★★★☆ [70点]「”乱射”の妙と俳優の”間”」

90年代前半の田舎町での人の壊れ方を描いた映画です。タイトルにつられて借りてみましたが、ブラックというかシュールというか人間の内面を巧みに表現していてなかなか面白かったです。

とくに主演の新井浩文がよかった。朴訥で何を考えているか分からない雰囲気が、この作品にはぴったりでした。タイトルの**"乱射"**というキーワードがあったおかげで、112分間だれることなく緊張感を持って見れたのもよかったのかもしれません。(たぶんこの手の静かに淡々と事が運ぶ日本映画は往々にして眠たくなる。)

最後の終わり方も納得。やっぱり日本人はいい映画作るな~と久しぶりに思った作品でした。日本人はもっと日本の映画を観るべきですね。

Posted by k14 on 2009/01/18 with 映画生活