ラッキーナンバー7

ラッキーナンバー7 DTSコレクターズ・エディション(2枚組)ジョシュ・ハートネット 、ブルース・ウィリス 、ルーシー・リュー 、モーガン・フリーマンとそうそうたるスターが出演しているのに、まったく盛り上がりに欠けている本作。また、「オーシャンズ11」みたいにつまらない映画なんじゃないかとはなから否定的ではありましたが、観てきました。ところが、これなかなかの作品でしたよ。スターが競演しているので、派手な仕上がりになっていると思いきや、地味で重たい内容のサスペンスでした。
初め1時間くらいは、何のことだかよく分からないままに話は進み、眠たくなる展開ですが、ラスト30分はかなりひっくり返されるので面白く、娯楽映画としては及第点という感じ。ただ、難解な部分も多く、人と人との繋がりを記憶しておくのが大変です。私は不覚にも劇場でウトウトしてしまい気になる部分を解明できなかったので、DVDになったらもう一度観てみたいと思います。そして良質な映画なのにイマイチ盛り上がりに欠けているのは「ラッキーナンバー7」なんて派手目なタイトルをつけているからで、劇中に出て来る「**カンザスシティ・シャッフル**」という意味深なキーワードをそのままタイトルにした方がこの手の映画好きにはうけたんじゃない?と思わないでもないです。
★★★☆(まあまあ)

白夜行 東野圭吾

白夜行 (集英社文庫)容疑者Xの献身に引き続き、東野圭吾作品の「白夜行」を読みました。

文庫本1冊で850ページもある長編で、それはそれは読み応え抜群でした。間に別の本を読んだりしていましたが、読破におよそ3ヶ月を要しました。普通3ヶ月も読んでいると大体飽きてしまい途中で挫折。ということになるのですが、この作品は違いました。どんなに時間がかかっても読み切ってしまいたくなるような凄い作品でした。
一つの罪を他の罪を犯すことで隠していく。という非常に暗く重たい話ですが、読み進めるうちに複雑に絡み合った糸が少しずつ解けていく感覚が絶妙でした。そして、登場人物の一人である「唐沢雪穂」のキャラクターが非常に強烈で、恐怖さえ覚えました。

昨年冬にテレビドラマにもなっていた本作ですが、ドラマは最後の結論を見せてからどのような過程を辿ったかを振り返るという大筋ですが、小説は逆です(通常というべきかも)。時制が過去から現在に流れる形なので全体的な話の繋がり具合は本の方が難解で分かりにくいです。ただそこをあれこれと考えながら読み進めるのが面白いのです。

ドラマはまだ3話くらいまでしか観ていないので、この機会に最後まで観てみようと思います。
東野圭吾。まだ2冊しか読んでいませんがすっかりはまってしまいました。
次は何を読もうかな。
★★★★☆(傑作)