アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー アヒルと鴨のコインロッカー (2007)

【監督】中村義洋
【出演】濱田岳 / 瑛太 / 松田龍平 / 関めぐみ / 大塚寧々 / キムラ緑子 / なぎら健壱 / 田村圭生 / 関暁夫 / 真島秀和 / 野村恵里 / 平田薫 / 寺十吾 / 恩田括


★★★★ [80点]「裏切られる快感と悲しみ」

仙台の大学に合格し、親元を離れて一人暮らしを始めた少年が、アパートの隣人に本屋襲撃を持ちかけられ、ノリで付き合わされてしまう話です。

事前に情報を一切仕入れずに、ビデオ屋でタイトルだけで借りてきました。結果かなり面白かったです。”カワサキ”という存在。本屋襲撃。動物への虐待。ボブ・ディラン。どこか村上春樹の小説のオマージュな印象を受けずにはいられません。(私だけ?)

前半は非常にミステリアスな展開で、伏線だらけのまま終わる退屈な映画か。。と思いましたが、後半の展開、および伏線の回収っぷりはすごい。まったくもって驚きの展開でした。

最近では珍しい練りこまれた脚本に舌を巻きました。

ボブ・ディランの「風に吹かれて」の答えは風のなかという歌詞が微妙に物語の鍵を握る。という演出も◎です。

Posted by k14 on 2009/07/08 with 映画生活

黄色い涙

黄色い涙 黄色い涙 (2007)

【監督】犬童一心
【出演】松本潤 / 櫻井翔 / 香椎由宇 / 韓英恵 / 高橋真唯 / 二宮和也 / 相葉雅紀 / 大野智 / 田畑智子 / 志賀廣太郎 / 菅井きん / 松原智恵子 / 本田博太郎


★★★ [60点]「嵐は頑張ってるけど惜しい。」

昭和。文化的な志をもった貧乏な若者達が一つ屋根の下で一夏を過ごす話。

題材や時代背景は面白いのだけれど、嵐を総出演させたことが、物語からリアルさをとっぱらっちゃってます。ノスタルジックで懐かしい感動をイメージしていたので、あっさりと裏切られた感じです。

貧乏とか小汚さを、アイドルに求めるのは酷だと思いました。それもそのはずで、みんなイケメンなので苦労しているのに全然親近感がない。嵐のメンバーは頑張ってるけど残念ながらキャスティングがイマイチだったと思います。

ただ、二宮君の演技はよかったです。渋い。一人だけ別格の味わいのある表情をしていました。

残念ながら、ファン映画の色が強く、純粋に日本映画としてとらえるとちょっと煮え切らない感じが残ります。

Posted by k14 on 2009/07/06 with 映画生活

ウォンテッド/WANTED

ウォンテッド ウォンテッド (2008)

【監督】ティムール・ベクマンベトフ
【出演】ジェームズ・マカヴォイ / モーガン・フリーマン / アンジェリーナ・ジョリー / テレンス・スタンプ / トーマス・クレッチマン / コモン / クリステン・ヘイガー / コンスタンチン・ハベンスキー


★★★☆ [70点]「迫力の映像とアンジーの目力」

精神が弱くできない男が、突如として謎の暗殺組織に狙われ、自分も暗殺者になる話。

なかなか楽しめました。ストーリーはそれほどでもありませんが映像にとても迫力がありました。スローモーションと逆再生の見せ方がすごいです。

そして何といってもアンジェリーナ・ジョリーの存在感が抜群で、目にすごい力がありました。ジェームズ・マカヴォイのシニカルな表情もなかなか見ものです。

あんまり期待せずに見ましたが、良作のアクション映画だと思います。

Posted by k14 on 2009/04/11 with 映画生活

銀のエンゼル

銀のエンゼル (2004)

【監督】鈴井貴之
【出演】小日向文世 / 佐藤めぐみ / 山口もえ / 辻本祐樹 / 安田顕 / 小橋亜樹 / 戸次重幸 / 村上ショージ / 浅田美代子 / 嶋田久作 / 輪島功一 / 大泉洋 / 西島秀俊


★★★☆ [70点]「タイトルと主題があんまり関係ないのが残念」

コンビニを経営する夫婦の家庭の問題を北海道の雄大な大地の映像とともに綴った人間ドラマ。

水曜どうでしょうのミスターの監督作ということで見てみました。北海道の映像が凄く綺麗で、オープニングのGOING UNDERGROUNDの音楽もよかったです。脚本よりも映像と主演の小日向文世の配役が先行して映画が出来上がった印象です。

脚本は、ちょっと惜しかったかなという印象。特に佐藤くんのくだりが消化不良。もうちょっと掘り下げてもよかったかなと。それから自分で事故っておいて、私お店に戻らない。と言い放ちさらに、病院の入院仲間とおしゃべりに興じる奥さん。これはひど過ぎる。思春期の娘はまだ分かるが、この奥さんの方がはるかにたちが悪いと思いました。でも銀のエンゼルに関するくだりは個人的には結構好きです。でもコンビニと家族がテーマになっているのに、タイトルになっている銀のエンゼルが、娘との絡みに一切登場しないのが不思議です。題材は面白いので、もっと銀のエンゼルを主張させてもよかったのかなと。

大泉さんはこのくらいの出演がいいなと思いました。主役より脇役で出たほうがいい味を出せる役者だなと思いました。(主演級だったアフタースクールは微妙だったので)

Posted by k14 on 2009/03/08 with 映画生活

パッチギ!

パッチギ! パッチギ! (2005)

【監督】井筒和幸
【出演】塩谷瞬 / 高岡蒼佑 / 沢尻エリカ / 尾上寛之 / 真木よう子 / 小出恵介 / 波岡一喜 / オダギリ ジョー / 光石研 / 木下ほうか / 松永京子 / キムラ緑子 / 加瀬亮 / 余貴美子 / 大友康平 / 前田吟 / 笑福亭松之助 / ぼんちおさむ / 笹野高史 / 坂口拓 / ケンドー・コバヤシ / 江口のりこ / ちすん / 徳井優 / 松澤一之


★★★★☆ [90点]「青春映画の一言では語れない。」

日本と朝鮮の間で揺れ動く朝鮮人の人たちと、仲良くしようとする日本人の高校生を描いた映画。

2年半ぶりにふと見たくなり鑑賞しました。映画としては単純によく出来ていると思います。その感想は2年前に見た時とまったくかわりません。
フォーク・クルセダーズの「イムジン河」は綺麗だし、脚本も単純ですがストレートで分かりやすい。

2回目ということで、印象が違ったのは出演している人がびっくりするほど豪華だなと思ったことです。(個人的にそう思っただけかもしれませんけど)

初めて見た時は、沢尻エリカが綺麗すぎて、見とれているだけで終わってしまいました(まさに劇中の松山状態)が、今回は他の人もちゃんと見れました。

高岡蒼佑、桐谷健太、尾上寛之、小出恵介はROOKIESで見た人たち。その他にも波岡一喜、オダギリジョー、ケンドー・コバヤシ、大友康平に加瀬亮もちょっと気持ち悪い役で出ていたりして、日本の映画・ドラマ好きにはたまらない俳優や歌手、タレントさんが沢山出ていたのですね。。

何といってもちょい役がただのちょい役じゃなくて、ちゃんと存在感があるところがとてもよかった。オダジョー、ケンコバ、大友康平に関してはキャラクター設定が絶妙すぎでした。

歴史的な背景が絡むので、青春映画の一言では語れないけれども、やっぱりいい映画だと思います。これは。

Posted by k14 on 2009/03/01 with 映画生活